子宮がん検診

子宮がん検診

子宮がん検診

子宮がんの早期発見のために

一般の婦人科検診では、子宮頸がん検査と診察(内診)をおこないます。その検診のみでは子宮体がんと卵巣がんの早期発見は困難といえます。当院の人間ドックでは2022年4月より、婦人科検診で経腟エコー検査を導入しました。その結果、早期の子宮体がんや卵巣がんが発見され、手術により無事完治をしております。子宮体がんと卵巣がんの早期発見には経腟エコー検査が非常に有効です。子宮頸がん検診と一緒に、毎年経腟エコー検査を受けましょう。婦人科検査を受ける際にはこの検査を受けることを強くお勧めします。

婦人科がん発生数の年次推移

婦人科のがんでは、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんの三種類があります。それぞれの発生原因や症状は異なります。また、現在の発症頻度は、第1位子宮体がん、第2位卵巣がん、第3位子宮頸がんの順です。

グラフのように体がん・卵巣がんが増加しています。一般の「子宮がん検診」では子宮頸がんだけの検査をします。経腟エコーで要精査となった方の約7割が、腹部エコーでは異常が見つかりません。

子宮・卵巣 全体の病気を早期発見するために…子宮頸がん検診と一緒に毎年経膣超音波(エコー)検査を受けましょう

経腟超音波(エコー)検査で診断可能な病気

・卵巣腫瘍(卵巣がん・良性卵巣腫瘍)

・子宮体がんを疑わせる所見

・子宮内膜増殖症(子宮体がんになる前の状態)

・通常の子宮頸部細胞診では発見しにくい子宮頸がん(悪性腺腫)

・子宮筋腫・子宮内膜症・子宮内膜ポリープ など