チーム医療の紹介
NST (栄養サポートチーム)委員会
NST (栄養サポートチーム)とは医師・歯科医師・看護師・管理栄養士・薬剤師・言語聴覚士・臨床検査技師・歯科衛生士からなる多職種チームです。低栄養・食糧不振・嚥下機能低下・褥瘡・低体重などがある患者さまや、経管栄養から経口栄養に移行の患者様など、特に栄養管理を必要とする方を対象に栄養サポートをおこなっています。 毎週水曜日にカンファレンスと病棟回診を実施しており、食事内容や栄養補助食品、栄養剤などの検討・提案をおこなっています。嚥下機能が心配な方に対しては嚥下回診を実施しています。
認知症ケアチーム
認知症を患う高齢者が身体疾患を合併し、急性期病院に入院することは、今後も増加すると予測されます。認知症ケアチームの目的は、急性期病院という役割に応じた質の高い医療サービスの提供と安心した療養生活を送れることができるようチームでサポートすること。看護師としては、認知症看護認定看護師を筆頭に多職種と連携しながら入院生活の支援をしています。
取り組み
- ・月1回のカンファレンスでは病棟の現状報告や認知症患者様へ対応での困難事例の対応について意見交換。
- ・認知症ケアの勉強会を院内で開催。
- ・認知症ケアチームから認知症看護に関する内容のポスターを毎月作成。
- ・院内デイで足浴実施。
今後の抱負 認知症を患う高齢者の方々が、その人らしく居られる場所に早期に戻り、日常が取り戻せるよう支援していきます。
認知症ケアチームポスター排尿ケアチーム
排尿自立指導料算定開始に伴い、膀胱留置カテーテル抜去後に下部尿路障害が出現するリスクの高い患者さまに介入しています。膀胱留置カテーテル抜去後に自尿がある、残尿は多くないか等の観察をおこなっています。抜去した患者さまだけではなく、無意味に留置されていないか等の検討もおこない、早期抜去を心がけています。膀胱留置カテーテルを抜去することで、患者様のADLが拡大したり、身体拘束が減ったりとよい効果がみられています。今後も患者様のQOLを考えて、下部尿路障害なく過ごせるよう個々に合ったケアの介入をしていきたいと思います。